日本ライフマイスター協会 5ライフマイスターブログ

日本ライフマイスター協会の5ライフマイスターが「介護」「がん」「子育て」「年金」「健康」に関する情報発信をする公式ブログです。

「5ライフマイスター制度」とは、国民の重大課題である「介護」、「がん」、「子育て」、「年金」、「健康」の5つに焦点を絞り、個々人それぞれで違う悩みや疑問に寄り添い、ともに解決の糸口を探ることのできる認定資格制度です。

親が病気になったとき、子どもに何を伝え、どう支えていきますか

 こんにちは。日本ライフマイスター協会の藪内です。


完治する可能性の低い病気になったときは、誰にとっても大きな衝撃です。

 特に子育て中の方にとっては、自分の病気や治療に加え、子どもに与える影響や、子どもの世話をどうするか、そして病気を子どもに話すかどうか、話すとしても何をどこまで話したらよいか、誰もが悩みを抱えることになります。
 少しでも皆様の参考になる情報であれば幸いです。



〇 子どもをケアの輪に入れ、サポートしていくことが重要です

  

 「心配させたくないから子どもには黙っておいた方がよい」という考え方もありますが、子どもは、いつもとは違う何かが起こっていることを敏感に感じ取ります。

 そして、何も知らされないことによって、一人で実際以上に悪い想像を膨らませ、より大きな不安感を抱えてしまうこともあります。

子どもに分かりやすく伝え、安心感や信頼されている気持ちを持ってもらうこと、また、子どもに感情表現できる場を作ってあげることは、子どもの心を落ち着かせるとともに、自分自身も隠し事をなくすことで、不要なストレスを感じることなく治療に専念することができます。

 家族の一員である子どもをケアの輪の中に入れ、サポートしていくことが、自分のサポートにも繋がるのです。

〇 子どもへ伝えるときは焦らず様子を見ながら話しましょう


 
話すときは、落ち着いて話せるタイミングと、静かな場所を選びます。

 「お母さんがお薬飲んでるの知ってる?」

 「お母さんの病気、何かわかる?」

 「お医者さんに言われたこと、○○ちゃんにもお話しするね。大事な家族だから。」などと話し始めてみてはどうでしょうか。

 子どもの集中力が途切れてきたり、「聞きたくない」などの拒否反応があったりしたら、話すのを止め、「聞きたくなったら言ってね」と伝えましょう。

 年齢によって理解力や集中力は異なります。子どもの様子を見ながら、焦らず少しずつ話していきましょう。


〇 子どもが自分のせいだと思わないように伝えてあげましょう


 自分の病気は「誰のせいでもない」ことをしっかり伝えてあげることが重要です。

 年齢の低い子どもほど、「自分がいい子じゃないから、お母さんが病気になってしまったんだ」と思い込む傾向があります。

 思春期の子どもでさえ「自分が迷惑かけたから免疫が低下して病気になった」など、自分を責めることがあります。

 病気は誰のせいでも、何かをしたから、あるいは何かをしなかったからなるわけではないことをきちんと知らせ、子どもが自分のせいだと思わないようにしてあげましょう。

〇 病名を伝えましょう


 「病気」という曖昧な言葉を使うと、子どもは独自の考えや想像を働かせ、より大きな不安や混乱を引き起こすことになりかねません。

 「がん」や「認知症」という言葉を使って、風邪のようにすぐ治る病気とは違うことを伝えることも大切です。

 子どもの年齢や理解力によりますが、病気の説明や、生活への影響などもしっかり伝えていきましょう。

 また、伝染する病気ではないことを説明しましょう。

 「自分も同じ病気になるのかな」という不安を取り除いてあげることが大切です。


〇 誠実に、できる限り具体的に子どもの質問に答えましょう


 「死なない」という約束ではなく、そうならないことを強く願っており、そうならないために頑張って治療を受けていることを伝え、子どもからの質問には、誠実に、できる限り具体的に答えましょう。

 治療内容を説明するときも、正しい言葉を使いながら、子どもでもわかるようにたとえ話を交えて説明しましょう。

〇 子どもを取り巻く人たちみんなで守っていきましょう

 治療中、誰がどんなサポートをしてくれるのか、子どもは不安になります。

「ご飯はおばあちゃんが作ってくれるよ」

「お迎えは○○ちゃんのママが来てくれるからね」

「心配なことがあったら先生に言っていいんだよ」

と、いつもと同じような生活ができることを説明しておきましょう。

場合によっては、選択肢を与えて、子ども自身に選ばせることも出てくるかもしれません。これから起こりうる問題について、一緒に考えながら対処していくことが大切です。

 また、親以外の人間関係も子どもの支えになるため、友人、先生、親戚など、子どもを取り巻く人たちにサポートをお願いし、みんなで子どもを守っていきましょう。



------------------------------------------------

日本ライフマイスター協会 公式サイト

日本ライフマイスター協会 わたしの介護相談窓口

公的保険に関する改正(自営業者も産休中の年金保険料が免除に)

 こんにちは。日本ライフマイスター協会の藪内です。

 一昨年から昨年にかけて、公的保険に関する改正(特に社会保険関係の改正)が多くありましたので振り返ってみましょう。

平成28年10月:労働参加の促進と年金水準の確保等のため、501人以上の企業について、短時間労働者への被用者保険の適用拡大
平成29年4月:500人以下の企業についても、短時間労働者への被用者保険の適用拡大
平成29年8月:老齢年金の受給資格を従来の25年から10年に短縮

 平成31年4月からは、次世代育成支援のため、国民年金第1号被保険者の産前産後期間(出産予定日の前月から4ヶ月間)の保険料を免除し、免除期間は満額の基礎年金を保障することとされました。対象者は、年間20万人と見込まれています。
 この財源として、国民年金保険料を月額100円程度引き上げ、国民年金の被保険者全体で対応することとされています。平成29年度月額16,490円だった国民年金保険料は、平成30年度に16,340円に平成31年度には16,410円になる予定です。 
 
 育児休業中の保険料免除は、平成6年の改正によって導入されました。その当時は、被保険者負担分のみの免除でしたが、平成12年になって事業者負担分も免除となり、その後平成24年には、産前産後期間の保険料も免除となりました。働きやすい職場環境の確立に向けて次第に拡充されていることがわかりますが、自営業などで働く第1号被保険者の社会保障は課題とされていました。
 国民年金第1号被保険者の産前産後期間の保険料の免除は、国民年金に関するものであり、財源が自治体にある国民健康保険には適用されません。年金も健康保険も免除される社会保険との格差是正へは当分時間がかかりそうですが、それでも今回の改正は大きな一歩になると期待されます。

------------------------------------------------

日本ライフマイスター協会 公式サイト

日本ライフマイスター協会 わたしの介護相談窓口

介護施設を考えるとき~施設費用2~

 こんにちは。日本ライフマイスター協会の藪内です。

 前回は施設での食費・居住費(滞在費)の軽減制度である特定入所者介護サービス費についてお話いたしました。
 今回は、高額介護サービス費についてお話しいたします。
 利用者が同月内に受けたサービスの利用者負担の合計額(同一世帯に複数の利用者がいる場合は世帯合計額)が、利用者負担の上限を超えた場合、超えた分が申請により高額介護サービス費として支給されます。
 これは、施設サービスに限らず、居宅サービスなども合わせた1ヶ月の利用額で計算します。介護保険適用外のサービスや区分支給限度基準額を超えた自己負担分は対象となりません。該当する人には、原則、対象となった月の3ヶ月後程度で市区町村より申請書が送付されます。

【1ヶ月の利用者負担の上限】

利用者負担段階区分

利用者負担上限額

一般世帯・現役並み所得者()

【世帯】44,400円

世帯全員が市区町村民税非課税

【世帯】24,600円

 

・合計所得と公的年金収入額の合計が80万円以下の人

・老齢福祉年金受給者

 【個人】15,000円

※平成29年8月から一般区分の上限額が37,200円から現役並み所得者と同じ44,400円になりました。1割負担者のみの世帯については、時限措置として年間上限額446,400円(37,200円×12ヶ月)が設定されます。

 今年の8月より現役並み所得者の負担割合は3割になります。
 先日、2割負担として毎月4万円を支払っている人から「8月から支払いが6万円になるって聞いて、サービスを減らそうかとケアマネジャーに相談しています。」とお話がありました。ケアプランを拝見し、44,400円を超えた分が戻ってくるので、サービスを無理に減らす必要はないのではとお伝えすると、「4千円程度ならなんとかなります。」と安心されていました。

 特定入所者介護サービス費や高額介護サービス費などの軽減制度を利用するためには、世帯の全員が市町村民税非課税であることが要件です。
 障害者手帳を持っていなくても、要介護認定受けていれば、市区町村長による「障害者控除対象者認定書」により障害者控除を受けられる場合があります(「確定申告~知らずに損をしていませんか?~」参照)。配偶者以外の同居家族が課税者であれば、住民票の世帯を分離することにより非課税世帯になる場合もあります。
 課税世帯だからと諦めず、手続きにより軽減制度の対象とならないか確認することが必要です。

 家族を施設に入所させるのは申し訳ないと思われる方が多くいらっしゃいますが、介護者が倒れてしまってからでは遅いのです。高齢化社会の中、高齢者の増加に対応できるほど施設や病院は増えません。安易な施設入所を勧めるわけではありませんが、現在は、家族で協力し合いながら介護をしていた時代とは違います。施設では24時間の安心が得られます。専門スタッフに任せられることはお任せして、ご家族はご家族にしかできない心の繋がりを大切にしていただけたらと思います。

-----------------------------------------------

日本ライフマイスター協会 公式サイト
プロフィール
◇藪内 祐子◇
日本ライフマイスター協会 大阪支部資格推進担当/5ライフマイスター
中核市にて年金行政に4年、健康保険組合に4年、介護保険行政に10年携わった経験を活かし、ライフマイスターとして相談支援に務める。三児の母としても日々奮闘中。
ギャラリー
  • 「106万円の壁」と「130万円の壁」①
  • 失敗しない住宅改修②
  • 失敗しない住宅改修①
  • 親の健康は子どもの健康
  • 見えない障害「高次脳機能障害」をご存知ですか?
  • 生活習慣病はその予防とリハビリにも広い視野を持つことが大切
  • 介護事業者と契約するときの注意点
  • 家族が認知症になっても大好きなままでいられるように
  • 介護離職をなくすために
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ